東大生の受験回想

2022年文科一類に合格した現役東大生。高校・大学受験勉強のリアルな経験を基に様々な役立つ情報を発信するブログ。

模試を有効活用すべし!〜準備編〜

受験生なら誰もが必ず受けるであろう模試。

何となく受けてるだけじゃもったいない!

 

模試の受け方で成績の上がり方、受験本番でのパフォーマンスは大きく変わります!

 

夏に入ると東大などで大学別模試が始まったり、本格的に勉強に力を入れてから初めて模試を受ける人も多いと思います。

 

今回は〜準備編〜と題し、模試を受ける前の過ごし方について自分が意識していたことを書こうと思います。

 

模試の1ヶ月前

これが一番重要な作業です。模試を何となく終わらせないために目標を立てておくのが重要です。

では具体的にはどんな目標を立てれば良いのか。

各科目の目標得点・抱負を考える

 

模試名

   

科目名

目標得点

実際の得点

抱負

反省・今後の課題

英語

       

数学

       

国語

       
         
         
         
         
         

総合

       

上に簡単な表を作ってみました(スペースの関係で行間がかなりおかしいです。こんな簡単な表ならexcelで10分もかからずできるのでおすすめです)。
最低でもこれくらいの目標を立てておきましょう。

 

目標得点は、自分の実力+10点くらい。既に実力的に取れると思う点数より少し高めに設定しておきましょう。その方がやる気も出るでしょう。

抱負の書き方も重要です!

何となく

「この科目得意だから、今回のその調子でいきたい〜」とか

「この科目苦手だけど頑張りたい〜」

 

といった抽象的な目標でなく、例えば

 

「数学は、前回のテストで計算ミスにより20点も落としてしまった。だから今回はもっと丁寧な字で、縦を揃えて式などを書くと共に、どんな問題も1回は検算するように意識したい」

 

といった前の反省を活かした目標や

 

「試験までにこんな勉強をするから、その勉強をした分野については絶対高得点をとる!」

 

といったなるべく具体的な抱負を書くように心がけましょう!

 

反省や今後の課題については別の記事で書きたいと思います。

 

 

勉強の計画を立てる

模試までに何をするべきか。勉強の中間計画を立てよう!

 

ここで二つの考え方があると思います。

  • 一つの教科に特化して成績を上げる
  • 総合的に成績を上げる

これは受ける模試の種類・時期や最終的にどんな成績を取りたいかによると思います。
これについては自分で考えてみてください。


ここからは私の考えなのですが、夏休みまでは自分の得意科目を伸ばすことに全力を注いだ方が良いと思います。
そう考える根拠として、一度確固たる実力を付けると、それ以降成績が下がる可能性は低いことがあります。その実力を付けるためのまとまった時間は夏までしか取れないのです。

そして、自信のある教科があるとメンタル的にも楽になります。試験中はもちろん、普段の勉強でも他の教科に時間を回すことができるのでプラスばっかりです!


自分の体験談として、夏の大学別模試に向けて英語を重点的に勉強したので、秋以降は「英語力を維持する」勉強にシフトでき、大幅な時間削減&自信に繋がりました。

 

勉強計画の立て方にも工夫が必要です。

「数学苦手だからとにかく頑張ろう!」ではなく、

「数学のこの分野だけは絶対マスターしたいから、青チャートの○ページから○ページまでやろう!全部で大体△ページだから一日当たり×ページやろう!」

という風にとにかく具体的に、そして1ヶ月でこの量という目標だけでなく、毎日このくらいの量をやればいいんだという風に短期・中期の目標を両方立てておくことをお勧めします。

 

 

模試の1週間前

 模試1ヶ月前に勉強計画を立てたと思います。
1週間ほど前に一度その計画を見直してみましょう。

「いや、もう一回計画立てたならそれに沿ってやれば良いじゃん!」

と思う方もいるかもしれませんが、

 

本当に計画通り行くことは滅多にないです(自分だけかもしれませんが笑)

 

もちろんいいペースで来てるならそれを維持しましょう。ただ、ほぼ必ずどれかの科目で遅れが出たりするはずです。

1週間前に計画を見直すことで、適切な勉強時間の配分ができ、より万全の状態で模試に取り組めるはずです。

 

模試前日

 前日は翌日に向けての勉強をするのはもちろん、当日の準備をすると思います。受験までに本番の試験前日のルーティーンと試験当日の服装などを固めましょう。直前期までは前日に学校の授業があるので1日のスケジュールを組むのは難しいと思います。ただ、服や食事などは本番までに色々試して、自分がベストなコンディションで試験に臨めるようにカスタマイズしましょう!

 

例えば 

  • 受験前日の夕食を決めておく
  • 前日に勉強する内容
  • 受験当日の服
  • 当日、試験前に聴く曲

 

「試験前日にカレー食べると当日頭働くんだよねー!」
「この服着てるとなんか気持ち乗るわ〜」

 

こんな何となくの理由で構いません笑

自分は、試験の前に聞く曲を

「威風堂々」とドヴォルザークの「交響曲第9番ホ短調新世界より』」に決めてました

卒業式などでお馴染みの前者と誰もが聴いたことのある後者。
この2曲、ひたすらモチベーションを上げてくれるのでおすすめです!

Jpopなども試してみたのですが、やはり歌詞が入っているとそっちに気を取られて暗記物の勉強がなかなか捗らなかったのでクラシックで色々試してました。

 

まとめ

・模試の1ヶ月前

・各科目の目標得点・抱負を考える
・勉強計画を立てる

 

・模試の1週間前

・勉強計画が上手く遂行されているかを見直す

→それに伴い計画の修正を行う

 

・模試前日

・翌日に向けた勉強をするのはもちろん、当日の準備をする。
受験本番までに試験に臨みやすい環境を模索しておこう!

 

 

今回は模試に向けてどのように過ごすかを中心に書いてきました。

 

ただ、模試で一番重要なのは復習です!

 

別の記事で復習の仕方について書いていきたいと思います!!